これまでの特別展概要
開催時期 特別展 概要
令和5年冬季特別展 関東大震災の被災者実態について ~「震災死亡者調査表」から見た東京の死亡者~ 関東大震災死亡者の個別情報を収集する目的で作成された「震災死亡者調査表」には、死亡場所や氏名のほか住所、本籍、生年月日などが記載されており、関東大震災100年を期にデータ化しました。その集計結果の一端をグラフや図表を用いて紹介しました。
令和5年秋季特別展 子どもたちの関東大震災 ~横川尋常小学校四年女子二組の日記より~(二〇二三年版) 震災後の子供たちの作文に書かれた内容から、避難状況などの切迫した状況を検証した平成30年開催の展示に加え、昨年度、史料の修補が完了したことにより全貌が明らかになった、横川尋常小学校各学年の作文の分析結果を追加しました。
令和5年夏季特別展 同潤会がめざした理想的な住まいと住環境 同潤会は、震災の翌年誕生し、罹災者用住宅の供給をはじめ、被災障がい者の自立支援など社会事業も手掛け、やがて新しい都市型住宅としての「アパートメント・ハウス」と、郊外に暮らし、都心で働く人を対象とした「分譲住宅」の供給を進めます。今に続く都市の住まいと住環境を考えます。(神奈川大学建築学部の協力)
令和5年春季特別展 焼け残った神田和泉町・佐久間町の真実 関東大震災当時、大火災により多くの町が焦土と化しました。神田も火災により大きな被害が出ましたが、神田和泉町・佐久間町は町民たちが一致協力し自力消火に成功した奇跡の町と言われました。その消火成功の要因について、現代で解明されている事柄を当てはめて解説しました。
令和4年秋季特別展 関東大震災と地震鯰 展示前半は地震と鯰の関係について、江戸時代に流行した鯰絵の紹介を織り交ぜ解説し、後半は御伽噺の父・巖谷小波が関東大震災の翌年(1924年)に書いた復興記念館収蔵資料である児童向けの御伽噺(戯曲)「震災記念おとぎ歌舞伎 閻魔裁判鯰髯抜(えんまさばきなまずのひげぬき)」の作品紹介と、世界的に有名な漫画家・しりあがり寿氏のキャラクターデザインによるアニメーション動画化について詳しく紹介しました。
令和4年春季特別展 関東大震災写真展 ~被災写真からたどる東京下町六区~ 復興記念館に所蔵されている5,000枚の写真の詳細調査から、被害の最も大きかった下町6区(当時)では何が多く撮られたか。写された建物などの解説とともに、「被害」がどう伝えられたかの実態に迫りました。
令和3年秋季特別展 復興記念館 ~その軌跡をたどる~ 開館90周年を記念して、復興記念館の建設過程や、開館当時の展示内容、戦後の臨時病院としての使用など、展示・利用の変遷を追いました。
令和3年春季特別展 よみがえる怪獣像 復興記念館正面の柱上にある怪獣像は永年の風雪で破損していました。令和元年から2年にかけて行われた修復作業を丁寧に追った記録です。
令和2年秋季特別展 横網町公園今昔 江戸時代から1930(昭和5)年の横網町公園開園までの、公園敷地の土地利用の変遷、計画の変更について紹介しました。
令和2年春季特別展 戦争だからがまんしました 復興記念館に所蔵されている二人の疎開学童の家族との手紙に焦点を当て、学童疎開の実相を明らかにし、また、当時の子供たちの心情を読み解きました。
令和元年秋季特別展 関東大震災写真の謎 関東大震災の改変写真の存在とその手法を紹介し、「なぜねつ造写真は生まれたのか?」、その時代背景からこの謎に迫りました。
平成31年春季特別展 全国被災都市 空襲の記憶 一般財団法人太平洋戦全国空爆犠牲者慰霊協会のご協力のもと、東京以外の各都市の被災写真や戦時下の生活に使われた品々などについて紹介しました。
平成30年秋季特別展 子どもたちの関東大震災 東京都慰霊堂からほど近い東駒形の横川小学校(当時は「横川尋常小学校」)の震災体験記の文集を読み解き、子どもたちの体験や視点から関東大震災の実態に迫りました。
平成30年春季特別展 震災遭難児童弔魂像ものがたり 横網町公園に建つ「震災遭難児童弔魂像」の誕生の経緯から戦中の金属回収令による供出、そして復活を果たすまでの波乱を物語風に解説しました。
平成29年秋季特別展 大正の鬼才河野通勢の関東大震災 大正時代の画家、河野通勢の作品を紹介すると共に、代表作である震災版画とその背景の解説を通して災害の凄惨さを伝えました。
平成29年春季特別展 東京都慰霊協会 70年の歩み 公益財団法人東京都慰霊協会の創立から70年を記念して、戦後の混乱期から現在までの慰霊協会の歩みを豊富な資料で振り返りました。
平成28年秋季特別展 東京都慰霊堂 誕生秘話 計画段階から幾多の変遷を経て誕生した震災記念堂(東京都慰霊堂)の知られざる歴史を探りました。